自分で賃貸管理を行う場合の手間
ビルやアパート、マンションを人に貸して利益を得る賃貸経営。
イメージ的には、住んでいる人や借りている人から家賃を徴収するだけで、悠々自適な暮らしが待っているのではないかとお考えの方はいませんか?
実は、経営というのは、単に家賃の徴収だけ行っていればいいというものではないのです。
1:家賃の設定
家賃を徴収する前に、まず入居者が来てもらわなければ困ります。その為には、周辺の相場と比べて高すぎず、かと言って安すぎれば利益が出ませんし、補修や修繕工事の費用も出てこなくなります。
2;住人のトラブルの仲裁
特にアパートやマンションのように不特定多数の人が住む賃貸物件では、住人同士のトラブルが発生しやすい環境にあります。話し声、楽器の演奏、ペットの鳴き声、お子様の遊ぶ音など、騒音のトラブルを始めとして、ゴミ出しの方法、共同設備の使い方など、これらを住人同士で解決させようとすると、新たなトラブルの原因になることもしばしば。それらの仲裁に入るのも、管理者の役目でもありますが、対応を誤れば、トラブルが長期化したり、あるいは被害の当事者と加害者の両方が退去する事も考えられます。
3:物件の保守点検
保守点検もその建物の保守点検も必要な作業です。古くなった設備をそのままにしておくと、その物件の価値がどんどん下がっていきます。
これらは、あくまで賃貸経営に伴う手間の一部です。
他の仕事の合間や、不動産経営の初心者には色々と難しい点も多いので、まずはお気軽に専門業者にご相談下さい。